ROAD to CAKE BIKES 後編

気がつけばもう半年前。そう、あのライドの続きです。

続きとは言っても、到着直後にいただいたこのビールを皮切りに

眠りにつく瞬間まで飲み続けてたし、とにかく喋りまくってたのであんまり写真が無い。

初めて足を踏み入れたCAKEBIKESの店内は、想像していたよりさらに狭かった。

今でこそこのスペースだけど、以前はこの半分を塗装ブースにしていたというから驚き。

自転車のオイルやタイヤのゴムに、タバコとお香と酒の入り混じったような匂いが店内に漂う。

こう聞くと「臭いんじゃないの?」と思われるかも知れないが、

僕はこの匂いが大好きだ。僕の店もたぶんこの匂いだし、僕が大好きだったあの店も同じ匂いがしてた。

店主が好きな物をギュッと詰め込んだ空間、やっぱ店ってのはこうじゃないと。

到着して一休み、少し世間話をしたあとすぐに、オススメの店に連れ出してくれた。

どのお店もとてもいい感じ。

とにかく美味しいスコッチをいっぱいご馳走様になりまして

 

瀬戸内海を挟んだ岡山県からやって来たサステナブルな刺繍屋さんと合流して

 

お店の椅子の脚がニャーってなったりしました。

 

その後CAKE BIKESに戻って飲み直し。ここでもひたすらスコッチ。

 

マッキャベイという単語だけは覚えている。

 

自転車や仕事、人生や好きなことについてアレコレ語り合った。

何を話したか詳しくは覚えてないけど、魂に刻み込んであるからそれで大丈夫。

 

犬は苦手だけどブッチはオッケーさ。

 

何時に寝たかは覚えてないけど、目が覚めたら自分の家じゃなかったのでビックリした。

 

二日酔いで頭がグワングワンしてたけど、この人は元気。

美味しいコーヒーを淹れていただきました。

 

そうこうしてると出発の時間。お弁当の配達のついでに僕も海まで乗せてってもらえることに。

名残惜しいぜCAKE BIKES。またきっと遊びに来る。

 

牟礼の道の駅まで送ってもらい、太田さんとお別れ。後ろ姿を見送りながらとても寂しい気持ちに。

二日間ありがとうございました。また会える日まで!

(実はこの日から今日までに2回会ってるし、なんなら今月もまた会うんだけど。)

 

さあ、気を取り直して徳島まで走らねばならぬ。

最後にちとせべんとうのお弁当もいただいたので、まずは腹ごしらえ。

 

海が見渡せるとても気持ちのいい公園。

その海岸線を、遊園地の遊具のような音を立てながらゆっくり走るオモチャみたいな電車。

琴電志度線というらしい。車窓からの景色はさぞ良い事だろう。

サイクルトレインとしても運行してるとかなんとか。気になる人は調べてね。

 

暑いし眠いし二日酔いでとても走りたくないけど、フェリーの時間もあるしとにかく漕ぐしかない。

帰りの道は往路より短く設定したけど、何度も輪行に切り替えようか悩んだ。

一応電車のダイヤを調べてみたけど、さすが四国。

乗り継ぎが多すぎてどうやったってフェリーの時間に間に合わない。漕ぐしかない。

 

内陸部を走っている時は本当に地獄だったけど、海沿いの道に出たら元気になった。

 

海がとても綺麗。次に来るときはもうちょっと時間に余裕をもって海も楽しみたい。

 

海沿いの道が終わると、徳島の市街地を抜けてフェリーターミナルへ。

この市街地を抜けるのが大変で、高速道路みたいな道に迷い込んじゃったり、

川を渡る橋を探すのに遠回りをしたり、もう本当に体力の限界だった。

 

フェリーターミナルのお姉さんがとてつもない美女だったことだけは記憶してるけど、

その他は何の記憶もないまま気づいたら和歌山。

フェリーが港に着く時に流れる歌にとても心を震わせられたんだ。これが旅情ってやつか。

 

和歌山のフェリーターミナルの自販機にはペットボトル入りのエネルゲンがあるよ。

激レアなのでオススメです。

以上、半年以上前に行ったCAKE BIKESライドのレポートでございました。

太田さん、色々ありがとうございました!また再来週お会いしましょう!