グラベル数珠繋ぎ

先月の22日。

我が家の裏山のグラベルから信楽方面へとグラベルを繋いでいくライドへ。

スターティングメンバーはつい先日オーガを納車させていただいたばかりのYO君とワシのオーガコンビ。

まずは大正池に向けて1本目のグラベルを上る。かなりガレた箇所もあって、

まあまあ走りにくいんだけど、グラベルってこんなもんです。

 

 

オンロードに合流して大正池のピークから和束町への下り。

何回来てもここのビューポイントでは一度止まってしまいます。

 

 

グラベル行くにもCLUBRIDEのアロハにBedrockのサンダル。

このナメたサンダル履きが後で悲劇を招く事になる。

 

 

和束のローソンまで下ってまたひたすら上って宇治田原。

ここで他のメンバーと合流して2本目のグラベルへ。

カタオカさんはクロスチェックで来るはずが、出発直後に紐を巻き込んでディレイラーがもげちゃって、

マディフォックスで参戦。むしろ正解だと思います。

 

 

グラベルへ行くまでのグラベル。ここは来るたびにどんどん道が荒れてきてる。

 

 

前に来た時にチェックしておいた入水ポイント。

雨上がりで水流が増えて濁ってるけど、暑いから泳ぐしかない!

 

CLUBRIDEのアンダードッグなので、着たまま泳いでもオッケーでしょ。

そもそも走ってる間は常に汗をかいてるので、止まった後の乾き具合に期待。

 

他のメンバーは誰も泳いでくれなかったので僕は寂しかったです。

 

 

さあ、リフレッシュしてライドを続けます。

この2本目のグラベルもひたすら上り。終盤に下りはあるけど、

もはやグラベルとは呼べないゴリゴリの…グラベルです。

3本目に予定しているグラベルの下りがメインディッシュなのよ。

結果から言うとたどり着けなかったんだけど。

 

 

まあ上りとは言え山道はただ走っているだけで楽しいもの。

ビチャビチャのクソガレをせっせと漕いでると、なんだか足の指の間がチクチク痛い。

小石でも挟まってるのかな?と見てみると、血ぃ出てるやないの。

みんなに驚かれるけど、38年生きてきて初めてヒルにやられました。

普通の人はもっと若い時に初体験を済ませているものらしい。

カタオカさんが持っていたアルコールをかけると、ヒルはペロリと剥がれ落ちましたが、

血は夕方まで止まりませんでした。

この時カタオカさんにも同様にヒルがついてたんですが、

こちらはちょっとここでは見せられない量の血が出てたのでカット。

山に慣れた友人によると、鹿がいる山には確実にヒルがいるから、

短パンやサンダルでは絶対に入らないとのこと。

でも短パンサンダルで自転車乗るのが気持ちいいので、

今後ヒルのことは気にしない事にした。

 

 

さて、鬱蒼とした森を抜けると斜度がキツくなり、深めの砂利が敷かれた作業道になる。

ここを過ぎると眺めの良い場所があるのよ。琵琶湖まで見えちゃう。

 

 

いやーよく上った!上りはここで終わり!(嘘)

 

遠くに見える琵琶湖を眺めながら長めに休憩して再出発。もうかなり脚にキテる。

 

 

このグラベル唯一の下りは、グラベルというよりシングルトラック。

 

 

傾斜が急な上にオフロードバイクも入るから道の真ん中が掘れていて走りにくい。

 

 

藪漕ぎに近い部分もあってアドベンチャー感は満載。

 

 

こうなってくるともうドロップハンドルでは怖くて下れない。

徒歩でも滑っちゃうような斜度なのです。

 

 

二人ほど自転車から放り出されたりしながら、なんとか舗装路まで降りてきたけど、

ここで全員の飲み物がほとんど残っていない事が発覚。

この辺りにはお店も自販機も無いし、体力的にも限界なので、3本目のグラベルはあきらめよう。

 

とにかく喉が乾いているので、自販機を探しながら戻る途中、アブに噛まれた片岡さん。

ポイズンリムーバーでチューっとな。この後マダニもついてました。

 

太い道まで戻る途中、いくつかの集落に寄ったけど自販機は一つも無し。脱水症状待った無し。

「白くて四角いものが全部自販機に見えてきました…」とYO君。いよいよヤバい。

 

 

この先は知ってる道やけど当分自販機なんか無いぞと思っていた矢先、

ついに正真正銘の白くて四角い自販機を発見。問題は動いているかどうか。

 

 

動いてた。助かったー。

 

 

この薄汚れた自販機に救われました。ありがとう。

なんやかんや2L以上の飲み物を持って来ていたのに、山中で全部飲み切ってしまった。

人里離れた夏のグラベルは飲み物の確保が重要だと再認識。

あとサンダルだとヒルにやられるので、ヒルが苦手な人は靴で行くことをオススメします。