9月14日、午前5時。
小雨の降る中、名古屋のモトクロスインターナショナルさんに向けて走り出したワタクシ。
9月半ばとは言えまだ夏だと思っていたのに、朝の5時がこんなに暗いなんて。
ほんの1ヶ月前は5時なんて明るくて目が覚めてたよ。季節の移り変わりを感じた一日の始まり。
今回名古屋まで自走で行くにあたって選んだ車体は、オールシティのビッグブロック。もちろん固定ギア。
固定ギアで長距離を走るのは、別に奇を衒っているわけではなく、
単純にその方が楽だと思ったからで、帰りの輪行もトラブルが少なく軽いという点もデカい。
もちろん確実に走り切れるように、なるべく平坦なルートを選択した。
ノーマルの完成車はフラットバーだけど、今回は長距離ということでドロップバーに変更。
選んだハンドルはWHISKYのNO.7 12F ALLOY、42cm。
ビッグブロックはフレームサイズ49cmでトップチューブ長が535mmと少し長めだけど、
ノーマルの90mmのステムとの組み合わせでドンピシャなポジションになった。
ハンドル周りにはOUTER SHELLのDrawcord Handlebar Bagにモバイルバッテリーと貴重品を、
TASOさんのSNACK BOMBに補給食をパンパンに詰め込み、
バイクガイのスマホルダーEVOPLUSにiPhoneを装着。コレ、スマホの付け外しが楽で最高です。
サドルはWTBのRocketに、ペダルはシマノの安いSPDに。
タイヤはContinentalのゲータスキン28cに変更。その他はノーマル。
ミノウラのサドルバッグスタビライザーSBS-250を装着して、
ボトルケージを2つ追加して道中の補給によるタイムロスをなるべく少なくする体制。
フェアウェザーのサドルには着替えと輪行バッグ、上部にBEDROCKのサンダルをくくりつけた。
さて、今回のルートは国道307号線から瀬田川沿いの道を琵琶湖へ向かい、
旧中山道で関ヶ原、大垣から南下して名古屋に入る、遠回りだけどアップダウンが少ない道を選んだ。
まずはスタッフ片岡との集合地点である野洲駅まで、グーグルマップに騙されながら走る。
琵琶湖沿いの道から旧中山道へ。旧街道らしくちらほらと古い建物が並ぶ道を楽しみながら、
予定より早く着きそうだったのでちょっと余裕をカマして写真撮影をしつつ、
集合時間ピッタリの7時半に野洲駅に到着して、京都から走ってきたスタッフ片岡と合流。
少し進んだファミマで、岐阜入り前の最終補給。片岡氏はキャノンデールのアルミの固定で来た。
東海道新幹線の線路沿いを、国道8号や旧中山道を織り交ぜながら彦根方面へ走る。
箕浦のスタビライザーにつけたボトルケージがガバガバで、
道路のギャップで跳ねた時に2本とも飛んでって田んぼに落ちた。気づいて拾ってくれてありがとう。
米原あたりで、関ヶ原に向けて東海道本線沿いの旧中山道を進んで行く。
もっと上るものだと思っていたけど、ほぼ平坦で走りやすい道だった。
少し疲れてきたので、ちょうど良さげな所にあった駅で一休み。
ここまでおよそ100km、残りまだ70kmくらいあるし、時間も予定よりかかってる。
ここからはとにかく国道をぶっ飛ばして行こうと思って案内板を見てみると、
近くに何やら香ばしい旧道と見所がある模様。よし、もう遅くなっても良いから楽しんで行こう。
なるほど、前にテレビで見た事がある「梅花藻」っていうのがあるのがこの醒ヶ井なのか。
梅花藻の旬がいつなのかは知らないけど、小さく可憐な白い花を見る事ができた。
古い街並みに綺麗な小川もあって、サイクリングにはもってこいの場所であります。
ここからしばらくは旧道を走る。車通りも少なくとても走りやすい。
関ヶ原に自転車で来るなんてもちろん初めてで、歴史的な何かが見られるかと期待してたけど、
ルート選択ミスなのかそもそも何も無いのか、特にこれと言って見どころもなく、
関ヶ原らしいのはこのミラーポールの文字だけ。また雨も降ってきたし先を急ごう。
続く